弊社の商品に「知子の情報」があります。このWindows対応アプリは文書をデータベース化するものです。「知子の情報」にはいくつかのユニークな特徴があります。

  • 最大6万5千件の文書(テキストファイル)を一つのファイルに収める
  • Google検索のようにキーワードで検索できる
  • 検索で該当した文書は次々に切り替えて画面に表示できる(同じエディタ上での操作)
  • 表示した文書はその場で編集が可能

誕生は1980年台の終わり頃です。当時はMS-DOSという基本ソフト上で動作しました。非常に少ないメモリ(64kb)でデータベースと編集機能であるテキストエディタを動かすことは当時の私達にとって至難の業でした。

この商品を作りたかった理由は2つありました。遡ること3年、私(M.N)は物理の論文雑誌を定期購読していました。論文には通常先頭にAbstract (概要) があります。(ちなみにAbstructではないです)この要約欄をデータベース化できないかと考えました。次に会社で付けている日報もデータベース化したいと思ったのです。しかし不定形で長さが異なる文章(文書)をデータベース化するのは当時はかなり大変でした。現在でも似ている状況は続いています。そもそもこのような商品の場合編集機能が充実していないといけないので、どちらかというとエディタが前面に出て、データベース機能は「あたりまえ」の機能として背後で動かす必要があります。

そういうわけで自作を試みたのです。

ご購入はこちらから

この商品は息が長く、今でも多くの皆様(一部のマニア)により使われています。なかには80歳を過ぎて日記を知子の情報に入力し続けている方もいらっしゃいます。当然弊社でもメールや日報などを入力しています。

このブログはWaffleCell関連の情報を発信するためにあるのですが、弊社ではWaffleCellとともに知子の情報をどのように統合しているかを最後に説明します。統合方法は2つです。1つ目はデータをWaffleCell内に保存し、すなわちローカルのPCには保存せずに、インターネット経由で手元のPCからWaffleCellのVPN経由でアクセスする方法です。これであれば世界中どこからでも知子の情報のデータを閲覧編集できます。もう一つが仮想デスクトップです。これはPCをインターネット経由でWaffleCellを通して遠隔操作するようなスタイルです。

ちなみに知子の情報の後継承認である「MemoTDB」はWaffleCell標準で、よりモダーンなUIを持っていてます。ダイアモンドカーソルにも対応したエディタが内蔵されています。

By MN

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