WaffleCellには数々の機能が準備されていて、ユーザーが必要に応じてそれらの機能を簡単に導入できるという特徴があります。通常の「社内サーバー」や「自宅サーバー」との大きな違いです。一方、標準化したこのサーバーをカスタマイズすることも可能です。(ただし互換性を維持した上でのカスタマイズで、基本的には弊社がお手伝いする場合のみ正式対応となります)その一つが「かなり安全」というバックアップシステムです。

このかなり安全はWaffleCellのバックアップシステムで、現在ご希望のユーザーへは個別に対応をしています。

今回はこの「かなり安全」を基本にカスタマイズをした事例をご紹介します。なお、個人向けの機能ではなく、今回のご紹介事例は法人向けのかなり本格的なものです。

1.利用状況
大きなデータを事務所内と在宅勤務者で共有するために12TBのHDDを搭載したWaffleCellを利用。データはほぼ24時間動いており、12TBのHDD(RAID構成)も空きがない状況であった。なお、バックアップは担当者が手動でローカルPCに接続した外付けHDDに定期的に行っていた。

2.改善案
A案:内蔵HDDを20TBに交換する
B案:20TBの外付けHDDに「かなり安全」を利用してバックアップを取り、6TB外付けHDDを追加し、このHDDに日々あまり更新のないデータをここに移す

3.B案を採用
ほぼ24時間データが流れ、作業を中断できないという理由と、トータルで20TB以上の領域を確保したいということで、B案を採用した。

4.実際の作業
作業は外付けHDD2台(20TBと6TB)をユーザーが購入後、WaffleCell本体に接続し、弊社より遠隔操作でB案を実装。この間、WaffleCellは停止する必要はなかった。
 20TBの外付けHDD データのバックアップを自動で1日1回行う
 6TBの外付けHDDを追加することで、本体の空きを6TB増やす
 (このデータも上記HDDにバックアップ)

5.その他
今回の作業の流れで、5年近く経過したサーバー本体を新しい機種に置き換え、旧サーバー本体は予備機として今後のトラブルに備えることとした。

これらの作業でデータを1日以上失くか可能性はほぼなくなり、さらにバックアップの手間が省けるようになりました。

By MN

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