2021年の春ごろから夜になるとたまに胃が痛くなりました。床に就いたころ、はじめはしくしく痛み、その後唸るほどの痛みになりました。これが数か月ごとにおこるので少し心配になり始めたのです。当時は朝になると痛みが完全に消えていたのですが、2021年の秋になると翌日の午前中も痛みが続いていました。正直にいうと、「何か大きな病に侵されているかもしれない」という不安に駆られました。
そこで冷静に考えてみました。
- 痛みは夜はじまる
- その夜の夕食は脂っこいものを食べていたように思える
- 痛む場所はみぞおちのあたりだ(だと思う)
人間は痛みが激しいとどのように痛みが変化するかなど冷静に記録などしません。わかりません。そこで実験をすることにしました。2022年1月に入り、夕方に暴食してみたのです。すなわちマクドナルドでビックマックを2つ食べ、そのすぐ後にラーメンの大盛りを食べて自宅で様子を見ました。すると、予想通り痛み始めたのです。今回の目的は痛みの推移を冷静に記録することですので、準備は万端です。メモ帳も用意しました。
- 食後2時間ほどでみぞおち(中央付近)に弱い痛みを感じ
- その後徐々に痛みは激しさを増し
- 4時間後に唸るほどの痛みになり
- 痛みは右方法へ移動
このデータをもとに調べました。痛みの中心(みぞおち右側)には胆嚢があります。食後2時間ほとたって痛みだすのは胆石によるものと推定されます。さらに詳しく胆石症の症状や治療法も調べました。あとは私の「診断」の正しさと今後の治療方針を専門家に確認するだけです。私は医師からするととてもいやな患者です。
結果として私の診断は正解でした。そして治療方法はウルソデオキシコール酸を600mg/日を飲み、胆石を時間をかけて溶かすことにしました。(医師はこのような場合ほぼ100%、胆嚢摘出手術をすすめます)
1月末から服用し、その後現在までの10か月、発作は一度も現れていません。