物理を趣味にしているものにとっても光は不思議な存在です。光速は誰が見ても同じ速さ、すなわち同じ光を「静止」している人でも「運動」している人でも速さを測ると同じ値になります。光は特別なのです。さらに通常の物質は速さが大きくなり、光の速さに近づくにつれ質量がどんどんと大きくなり、そのために加速しにくくなります。そしてその速さは絶対に光速を超えることがありません。でも光は光速で動けます。
そういうわけで私は常にこの光について不思議に思うと同時に、趣味として考え続けています。
というわけで大人げない計算を少し前にやってみました。二つの光子(光の粒)の質量がhν/c^2とし、互いに重力で引き合って回った場合どうなるかという「高校生レベル」の計算です。これに量子条件を組み合わせたらどうなるのか、という計算です。そして光子が円運動をする場合その半径を求めました。すると・・・プランク長が出てきたのです。通常プランク長はブラックホールの半径に関係しているシュワルツシルト半径を使って導き出すそうですが、上の方法は少し違います。
ということで、私はプランク長を独立に「発見」した気分になりました。でへへ。