こんにちは。私は27才の主婦です。どうも物事について悪い方に考えてしまう癖があります。実際とり越し苦労ということもわりと多いのですが、物事が悪い方向にいった時のショックを和らげる為なのか、ついつい考えてしまうのです。このままでは自分も疲れてしまいます。ぜひアドバイスを。
(A子、27歳)
私はそのとき18歳でした。友人と二人でボーリングへ行ったのです。そして最後のゲームでその日の夕食を賭けました。最終フレーム、私は1本倒せば同点、2本で勝ちというスコア。言い換えるとガターでなければ負けないということです。私は少し緊張していました。そしてボールが手を離れる直前、最悪のことを考えたのです。「ガターだったら、食事をご馳走しなければいけない。でも財布の中身は寂しい。ガターなんていやだ!」するとその日一度もガターなんて出していない私が、ガターを出してしまったのです。
私は18歳で学びました。人間、悪いほうに考えるとほんとうに悪くなることがある。だから常に前向きに考えなければいけない、と。
何年か前に私は母を亡くしました。医者から病名と予後の説明を受けたときもこのボーリングの教訓が頭をかすめたのです。そして思ったのです、「いくら心配しても病気が治るわけではない。心配することでマイナスはあってもプラスはない」だから看病も楽しくできました。
ということで、A子さん、悪いことばかり考えているときは私のボーリングの話を思い出してください。私はいつもそうしています。
(M.N)